長野市役所
軣 輝雄さん消防局中央消防署第二高度救助係 (1996年度入社)
元々は「地元で体を動かす仕事がしたい」と選んだ消防士の仕事ですが、採用後、単に火を消すだけでない様々な業務の存在を知り、特にオレンジの服の救助隊という業務に憧れを持ちました。
現在、救助隊9年目になります。通常は火災・救助事案に出動しますが、大規模な災害が発生すれば他県にも出動します。新潟豪雨災害や、東日本大震災(当時は長野県航空隊に派遣されており、ヘリコプターで勤務にあたりました)、最近では御嶽山噴火災害にも出動しました。
救助という仕事は、専門的な技術や知識を要求されますが、当初は苦労の連続でした。しかし、訓練を通して学び、時には先輩方から技術を盗み取り、自己研鑽を積み重ね、気がつけば新人の頃にあこがれていたオレンジ色の服を今も着ていられることは、この仕事が本当に自分に合っているのではないかと思います。
救助隊を含む「消防」という仕事は、火災や救急等に備えて24時間体制で待機し、有事の際にはいち早く駆けつけ対応します。厳しく辛い場面にも遭遇しますが、本当にやりがいのある誇れる仕事です。志を持った皆さまと消防業務に携われる日を楽しみにしています。